減少しつつある自動車の盗難、その傾向と防犯対策
最も多かった2003年と比較すると大きく減少傾向に
自動車を駐車しているときに、思わぬ被害を受けることがあります。最も予期せぬ被害は盗難です。自動車の盗難の認知件数は2003年を境に減少傾向にあります。最も盗難件数が多かった2003年に64,223件でしたが、少しずつ減少していき2018年の段階で1万件を下回り、2019年には7,143件と最も多かったころの11.1パーセントとなっています。
しかし、それでもその数がゼロではなく、一日当たり約20台の自動車の盗難が発生しているのです。
車種別に盗難の特徴を見てみる
被害を受けている車種などを見てみると、盗難台数が最も多いのは2018年、2019年のどちらもプリウスが一番です。盗難被害を受けている車種の上位5車種の場合、全てをトヨタ車が占めています。千台当たりの盗難被害件数を見てみると上位2車種はランドクルーザーとレクサスLSとなっています。最も盗難件数の多いプリウスは千台当たりの比率を見てみると0.5台を割り込んでいます。プリウスは一般的に多い車種であるため、盗難件数としては多いものの、特に狙われている車種ではないのではないかと推測されます。まだハイエースも同様に件数は多いものの千台当たりの比率はそこまで多くありません。
特に千台当たりの比率が高いレクサスは車種として狙われやすいのではないかと推測されます。
盗難を受けやすい場所は相対的に住宅地が増加
自動車の盗難の発生しやすい場所は以前も現在も変わらず、一般住宅や駐車場がほとんどです。特に一般住宅に関しては盗難件数が減少してきてもその絶対数があまり変わりません。その他の場所、駐車場や道路上などの場所での発生件数は全体の件数に比例して減少しています。
現在の自動車盗難の傾向としては全体の比率として自宅に駐車してあるものを狙って盗難するというものの割合が非常に多くなっているのです。
下調べで車種を特定されないためにボディカバーの着用を
下調べをした段階で車種を特定されないため、そして自宅という一見安心できる場所でも、盗難を警戒しているということを示すためにボディカバーの着用は有効な方法です。ボディカバーを着用しておくことによって犯行を行う際にかかる時間を長くすることができます。犯行を行うのが住宅の敷地内であればできるだけ長居をしたくないと考えるのが犯人の真理でしょう。また下調べの段階で車種を特定できないのであればわざわざ犯行に及ぼうと考えないかもしれません。





